ポルトガルでは、財政緊縮案が議会で否決され、首相が辞任表明
ルトガル議会は23日、財政再建に向けた追加緊縮策を否決した。これを受けソクラテス首相は辞任を表明した。政局の混乱は金融市場の信用を失い、同国が欧州連合(EU)などに金融支援を要請する公算が大きくなった。EUは24?25日にブリュッセルで開く首脳会議でポルトガルの財政問題について緊急協議する。否決された追加緊縮策は、年金給付の減額が柱。同国の財政赤字を国内総生産(GDP)の約0.8%分減らす効果を見込めたが国民の反発が強く、社会民主党や共産党など野党5党がすべて反対票を投じた。少数与党社会党の賛成票は過半に達しなかった。
既にマーケットは織り込み済みで、ユーロはそれほど動揺していないようだが、それでも、各国の財政再建がどれだけ難しいかという話。どこまで痛みを受け入れるかだけど、誰でも痛いのは嫌だからなあ。2011年は世界中で問題が火を吹いている。20世紀秩序の崩壊で、ここから新しい21世紀の姿が見えてくるのだろうか。
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