統一地方選がスタート。東京都知事選は石原×東国原×渡辺の三つ巴の戦い

第17回統一地方選の幕開けとなる東京など12都道県知事選が24日、告示された。投票日は4月10日。午後2時30分現在で37人(うち女性5人)が立候補を届け出た。民主、自民の二大政党による実質的な対決は東京都、北海道、三重県の3知事選にとどまった。東日本大震災の影響で、現時点で岩手県知事選をはじめ4月に予定していた岩手、宮城、福島3県の計27選挙が2カ月から6カ月の範囲内で延期された。

 東日本大震災から2週間近くがたったが、いまだ福島第一原発事故は収束せず、世情騒然としたなかでの統一地方選挙。最大の注目は東京都都知事選挙だろう。4期目を目指す現職の石原都知事と、ワタミの渡辺前会長、宮崎県前知事の東国原氏の争いだろうか。震災によって選挙の主要テーマも変わってくる。これまでだと、都市の経営力ということで、渡辺氏が主役になるところだが、震災そして放射能汚染と続いて、危機管理能力に関心は移っている感じがする。石原知事は既に3期12年。4期16年はいかにも長いし、78歳という高齢は、危機にあたって率先指導するリーダーというには重い。実際、最近テレビで見る石原知事は疲れて見える。となると、後出しジャンケンの東国原氏が優位に立つのだろうか。
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