リビア、今度は外相が離反。英国に亡命? それでも続くカダフィ政権?

リビアのクーサ外相が30日、チュニジアからの航空機でロンドン郊外の空港に到着した。英外務省が同日夜に公表した。同省の声明によると、クーサ氏は自分の意思で英国入りしており「外相を辞任する」と話している。最高指導者カダフィ大佐の政権から離反、亡命を申請した可能性がある。

 前にも国連大使が辞任したり、もう何でもありの国だから、外相が離反しても、それで、どの程度の影響があるのか、よくわからない。欧米は事実上の軍事介入で、カダフィ政権を崩壊させようとしているが、カダフィも意外と粘り腰。欧米勢も航空支援はするが、あからさまな地上軍投入には現地感情を考慮すると、やりにくいのだろうし、武器供与という線で調整しているのだろうか。しかし、戦いが終われば、その武器がどこに流れていくのか、わからないのも、中東という感じもするけど。かつてのアフガニスタンのように...。

リビアを知るための60章 エリア・スタディーズ

リビアを知るための60章 エリア・スタディーズ