今日は2010年度末。日経平均は前年比12%下落。ただでさえ悪いのに、震災と原発ショックでさらに悪化

2010年度最後の取引となった31日の東京株式市場で日経平均株価は9755円で終え、09年度末(1万1089円)を12%下回った。10年度の世界の主要株価指数を比較すると、日経平均の下落率は財政・金融不安が高まったアイルランドを上回った。▼東日本大震災が発生する直前の10日終値時点での下落率は09年度末比5.9%にとどまっていた。震災後の急落を経て、9700円台まで持ち直したものの、製造拠点の被災や計画停電などによる企業業績の先行き不透明感が日経平均の上値を抑えている。福島第1原子力発電所での放射性物質漏れはアジア株の重荷にもなった。

 世界は金融緩和でオカネがじゃぶじゃぶの状態。海外の株式市場はおしなべて下げているのに、日本は前年度比で2ケタの下落。10年前と比べても下落。情けないなあ。前年度比では、前を見れば、アイルランド(9.2%下落)、後ろを見れば、ギリシャ(24.6%下落)。何だか、国債の先行きが心配になるような顔ぶれの中にいるんだなあ。まあ、2011年度こそ元気を出して、巻き返しを。

日本の株式市場 The Japanese Stock Market (ラダーシリーズ Level 5)

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