東日本大震災後、再開した映画館の客足が好調なのだとか...

東日本大震災によって東北や関東の映画館も大きな被害を受けているが、設備を修理して再開した劇場には、先の週末で前年同期より最大2倍の観客が足を運んでいたことが、映画関係者の話で分かった。「明るく、勇気づけられるような作品が普段より好まれている」という。(略)しかし、ワーナーによると、震災後に再開した12劇場では「関東を中心に3月26日の土曜日には前年比150%、中には200%の劇場もあった」という。TOHOシネマズも「レイトショー(深夜上映)をやっていないのに土日とも好調」としており、両社は人気作品に「英国王のスピーチ」「SP 革命篇」や、子供向けの「プリキュア」「ドラえもん」を挙げる。

 911のあとも、映画館が流行ったような記憶がある。危機に直面したとき、一体感を持ちたい。同じ体験を同じ場所で同じ時間に共有したい。そうしたときに映画は最適なんだよ、と言っている人がいた。今も同じなんだなあ、きっと。映画を観ることを通じて、明るさと勇気をもらうと同時に、自分はひとりではないと感じる場所が映画館なのだろうなあ。

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