石原さん、好みじゃないけど、パチンコ、自販機の抑制発言は当たってる

石原都政が早急に取り組まねばならないのが電力不足にどう対処するか。石原は会見で次のように言い放った。
「パチンコ屋がやっている電力の消費は450万kw、それに自動販売機の使っている電力が年間450万kw。1000万kw近い電力がさほど必要でないものに消費されている。自動販売機が羅列している国は世界中にない。 国はこれを契機に政令を出したらいい。担当大臣がニコニコやって来て、テレビ(のカメラマンを)ゾロゾロ連れてきて、私と握手して『節電よろしくお願いします』。そんなものじゃない」

 4期16年も知事をやろうというのは違うと思うけど、石原都知事、言っていることには、頷いてしまう部分がある。例えば、電力抑制のためのパチンコ、自販機営業自粛発言。石原知事があげた数字が正確なのかどうかはわからないが、確かに、あの電力消費が生きていくために必要かといわれると...。なくてはならないんもんじゃない。巨大産業化したパチンコには社会的な問題もあるし、自販機もいくら技術的に頑張ったところで、エコとは言えない。
 あまり道徳的になるも嫌だけど、何が大切かを考えたほうがいいんだろうな。いつでも、どこでも冷えた飲料を飲めることと、猛暑で人が死んでしまうかもしれないことと、どっちが重いかは自ずとわかる。パチンコにしても自販機にしても巨大産業化しているので、電子部品とか、影響を受けるところは出てくるかもしれないけど。

なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226)

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