福島原発事故処理は10年単位の話になる? 日立が廃炉計画案で、そう言っているのだとか

日立製作所は米ゼネラル・エレクトリック(GE)などと共同で、福島第1原子力発電所廃炉に向けた長期計画を12日までに東京電力に提出した。溶け出した核燃料の処理から最終的な廃炉措置まで作業手順を5段階に分け、10年単位で取り組む内容。計画実行に向けて、事故処理を担う日米合同専門家チームを同日新設するなど、福島原発の支援体制を強化した。(略)日立は一般論と断ったうえで、冷温停止と燃料棒の取り出しに成功した場合でも、核廃棄物を処理できるレベルに放射線を低減させるのに10年、プラント内部と建屋の完全解体までには30年程度かかると説明している。

 福島原発事故、簡単にはおさまらないと思ったけど、決着をつけるまでには10年単位の話になるのか。原子力は廃棄まで考えると、とてもコストが低いとは言えなくなってくる。しかし、10年という単位で考えなければならないとすると、被災者、避難民の人たちをどうサポートしていくのだろう。チェルノブイリとは違うと言っているが、十分にレベル7の事故だなあ。

原子炉解体―安全な退役のために

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