チェルノブイリ原発事故から四半世紀

チェルノブイリ原子力発電所の事故から26日で25年になるのを前に、ロシアのメドベージェフ大統領は、事故が残した教訓は原発の運用に当たって透明性を確保することだと指摘し、福島第一原子力発電所の事故を踏まえて、安全対策を強化するための国際的な基準を作る必要性を強調しました。

 チェルノブイリ原発事故から今日で25年なのか。四半世紀の歳月が流れても、なお事故処理が続いている。原発の後始末には途方もない時間がかかるのだな。原発のコストは低いと言うけど、どういう時間軸でみるかで、運用コストは低いかもしれないが、核燃料廃棄物の処理や原子炉の処分も含めたライフタイム・コストでみれば、本当に安いのかどうか。また事故が発生した場合の影響の甚大さをどう見るのか。四半世紀たっても、冷却機能に問題が生じたときは制御不能になるという問題点も変わっていない。福島をみても、冷却機能には問題が生じないことを前提にしたシステムというのも、どうも危うい感じがする。
【やぶしらず通信・関連ログ】
・史上最悪の原発事故のチェルノブイリ、立ち入り制限解除で観光解禁へ。新たな「負の世界遺産」(2010年12月14日) => http://bit.ly/fgBcat

チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌

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