S&Pが日本の国債格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、日本国債の格付け見通しを、従来の「安定的」から、格下げの可能性のある「ネガティブ」に引き下げたと発表した。東日本大震災東京電力福島第1原発の事故などを受け、日本の財政がこれまでの予想より悪化する懸念があると指摘した。S&Pは今年1月、日本の長期国債の格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げたばかり。

 まあ、この状況では「ネガティブ」となっても不思議ではない。これを増税の理由を利用する人もいるだろうし、倒閣の材料にする人もいるのだろう。マーケットの方はあまり反応していない。サプライチェーンがどのぐらい傷ついているのかもいまだにわからないし、あまりにも状況が不透明で動きたくないのだろうな。海外のマーケットの情勢を見て、買ったり、売ったり。海外は米国のFOMCのあとのバーナンキFRB議長の会見に注目が集まっているし、ともあれ自分で投資判断をしたくないのだろうな。自分で決められない国。
★日本格付け見通し変更に反応鈍い市場、FOMCに関心集中(Reuters) => http://bit.ly/emxJKc
★日本国債の格付け見通し引き下げ=震災の財政負担でS&P - WSJ.com => http://on.wsj.com/iiAgTM
【やぶしらず通信・関連ログ】
ムーディーズ、日本国債の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に(2月22日) => http://bit.ly/i3CsUw
・米S&Pが、日本国債長期格付けをAAマイナスに引き下げ。中国、サウジと同じレートに(1月27日) => http://bit.ly/eVNElQ

世界国債暴落 ―世界を蝕む日本化現象

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