FIFA会長選、ハマムAFC会長が突然の立候補辞退、ブラッター会長の4選決定

FIFA会長選挙に立候補しているアジアサッカー連盟(AFC)のモハメド・ビン・ハマム会長は、6月1日の投票を前に、突然の辞退を表明した。ビン・ハマム氏は、ゼップ・ブラッター現FIFA会長の唯一の対抗馬として会長選に立候補していた。だが、この選挙にかかわる買収疑惑で、29日にFIFAの倫理委員会の聴聞を受けることになっており、これに伴い辞退を決断した。この結果、ブラッター氏の4選が決定した。

 うーん。黒いFIFAというイメージがますます濃くなってくるなあ。会長選挙を前に、立候補したブラッター、ハマム両氏が買収疑惑で聴聞される騒ぎになっていたFIFA。今度は突然、ハマム氏が突然、立候補を辞退し、ブラッター会長の続投が決まる。思いっきり怪しい展開。どこかで何らかの取引が成立したのかなんなのか。巨額の資金が動くサッカービジネスのダークサイドが垣間見えた感じ。美しいサッカーがダークなビジネスに、どんどん飲み込まれていくのだろうか。

W杯(ワールドカップ)に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇 (新潮文庫)

W杯(ワールドカップ)に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇 (新潮文庫)