ギリシャの長期信用格付け、ついにＣＣＣに格下げ

米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は１３日、ギリシャの長期信用格付けを「Ｂ」から「ＣＣＣ」に３段階引き下げたと発表した。同国の格付けは既に投資不適格級の水準にあり、「ＣＣＣ」はデフォルト（債務不履行）格付け「Ｄ」の４段階上で、世界各国の格付けの中では最も低い。

　ギリシャの格付け、ついにＢでもなくなり、ＣＣＣに。この下は、ＣＣ、Ｃとあって、最後がデフォルトに陥ったときのＤ。マーケットは徐々にデフォルトの可能性を見始めたということだろうか。で、このギリシャの格付、現時点では世界最低・最悪の水準になったとフィナンシャル・タイムズは書いている。

Greece is now the lowest-rated sovereign in the world, below Ecuador, Jamaica, Pakistan and Grenada. The agency said: "In our view, Greece is increasingly likely to restructure its debt in a manner that, under the conditions of any package of additional funding provided by Greece's official creditors, would result in one or more defaults under our criteria."

　エクアドル、ジャマイカ、パキスタン、グレナダよりも下の格付け。ギリシャが世界で一番、信用度が低い格付けをもった国ということになる。このままだと債務の再編の可能性が大きいと見ているのだなあ。
★スタンダード＆プアーズの「格付けの定義」 => http://bit.ly/lQE0D2
★S&Pの公的部門格付け：ソブリン（国債）国別格付けリスト（50音順） => http://t.co/h29uQP5

ギリシャ危機の真実　ルポ「破綻」国家を行く (Mainichi Business Books)