世界の難民・避難民、2010年は過去15年で最高の4370万人。2011年はさらに?
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は20日、戦争や迫害により住む場所を追われた難民や避難民が2010年末までに世界で計4370万人に上ったとする年次報告書を発表した。前年から40万人増え、過去15年で最も多い水準となった。(略)最も多く難民を抱える国は、パキスタン(190万人)、イラン(107万人)、シリア(100万人)など。一方、最も多くの難民を出している国は、アフガニスタン(305万人)、イラク(168万人)、ソマリア(77万人)など。全難民の半分強が18歳以下だという。
世界の難民・避難民が2010年末で過去15年間の最高になったという。とすると、2011年は、その記録を更新か。中東・北アフリカの混乱は2011年に入ってからだし、難民リストにチュニジア、リビア、シリアなどが加わってくるのではないか。これまでのところ、2011年は減る要因のほうが少ないように思える。
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