東京都が依然としてオリンピック招致宣言。石原知事の執念というか、妄執というか...

2020年の夏季五輪招致について、東京都の石原慎太郎知事は16日、都内で開かれた日本体育協会日本オリンピック委員会(JOC)の創立100周年記念式典で、「招致の戦いに挑む限りは勝たないと意味がない」と述べ、立候補を宣言した。(略)20年夏季五輪招致にはローマとマドリードが立候補を表明しており、トルコのイスタンブールも立候補の構え。開催都市は13年にアルゼンチンで開かれるIOC総会で決まる。

 なんで石原都知事は、そこまでオリンピックにこだわるのだろう。これからも招致のために、東京都は2013年まで大金をつかい続けるのだろうか。石原知事は純粋にスポーツと国際親善の信者なのか、あるいは、五輪利権マフィアが都にいて、もはやマシンを止めることができないのだろうか。開催地の対抗馬はローマ、マドリード、そしてイスタンブールらしい。どこも魅力的な都市。それに対抗できるのだろうか。イタリアもスペインも財政的に苦しいが、これは日本も同じ。最も魅力的なのは、イスタンブールだろうか。西洋と東洋、キリスト教イスラムの出会うところ、トルコはIOC創立100周年の舞台として魅力的かもしれない。

黒い輪―権力・金・クスリ オリンピックの内幕

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