The Economistのデジタル版の円・ドルレートは1ドル190円! デジタルなのに、これはないよ

 世界を代表する経済誌「The Economist」の電子版(Digital subscription)、これまではドル建てだったのだが、今日、見たら、日本円で表示されている。各国の通貨別に購読料金を出すことにしたらしいのだが、その価格が年間2万1000円!。こんなに高いことはなかったと思って、国別の料金を見てみたら、米国は、110ドル。1ドル80円換算で、8800円じゃないか。この価格差はなんなのだろう。The Economistの設定した購読料金で為替レートを計算すると、190円。世界を代表する経済誌は、日本円の適正レートは190円と考えているということ?
 考えられるのは、雑誌のEcnomistの購読料金が年3万4500円だから、それとのバランスをとったのではないか、ということ。しかし、紙と違ってネットの場合はコストは変わらないはずだから、日本の読者だけ暴利を貪られている印象を受けてしまう。クレジットカードだったら、ドルで支払うことは簡単にできるわけで、ドルで支払いたい読者にはドルで払わせて、と言いたくなる。あまりにもひどい価格差。というか、世界の中で見れば、日本は法外な料金を支払っているということがデジタル化で表面化してしまったのかもしれない。
 でも、考えれば考えるほど、ひどいよなあ。一物一価のはずなのに、これは暴利でしょう。あるいは、Economistは本当に対ドル・レートで190円まで円が暴落すると考えているんだろうか...。だとすると、円売り・ドル買いか。ともあれ、尊敬する経済誌だけに、この価格設定はがっかりだなあ。日本の読者は差別されている感じがする。FTやWall Street Journalはいまはドル建てだが、この差別的な価格体系を入れてくるんだろうか。
The Economistの購読料金ページ => http://econ.st/patBKV
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The Economist
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