ハッカーが活躍する映画を選んでみると...。童顔の少年、巨漢の黒人、さらに鼻ピアスの女性まで

 このところ、企業のサーバーへの侵入など、ハッカーが話題になることが増えているが、そこで思い出したハッカーが登場する映画。まずは、この映画だろう。

ウォー・ゲーム [DVD]

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 マシュー・ブロデリック主演、ジョン・バダム監督の「ウォー・ゲーム」。この映画からコンピューターとネットワークがエンターテイメントとして大きくクローズアップされるようになった。ハッカー物の先駆けといえる作品。完成度も高かった。「プロデューサーズ」など、いまでも童顔のブロデリックだが、このころは可愛い少年だった。そして、インターネットというと、ずばり、この映画。
ザ・インターネット [DVD]

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 サンドラ・ブロック主演の「ザ・インターネット」。インターネット時代の幕開けを告げるアクション・ミステリー。インターネットをタイトルにすることが、どこか進んでいるイメージだったのだろう(原題は「THE NET」だけど、大文字で「THE NET」といえば、インターネットのことといえる)。このあたりから、アクション映画でも、チームを組むときは、誰か、ITスキルに卓越したメンバーが入ってくることが当たり前になってくる。
 例えば、「ミッション・インポッシブル」シリーズでは、腕力のほうが強そうな黒人俳優、ヴィング・レイムスがネットの天才。2003年のリメイク版の「ミニミニ大作戦」では、セス・グリーンが交通システムを侵入する「ナップスター」というあだ名のハッカーを演じていた。
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 大物俳優が出てくるハッカー物としては、ロバート・レッドフォードの「スニーカーズ」とか、ジョン・トラボルタヒュー・ジャックマンハル・ベリー共演の「ソードフィッシュ」などというのもあった。
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 もはやコンピューターも、インターネットもフツーのものになってきた。そして、ここ数年で、最高のハッカー・キャラクターといえば、これだろう。
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 [DVD]

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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 [DVD] ミレニアム2 火と戯れる女 [DVD] スティーブ・ラーソン原作の大ベストセラー「ミレニアム」シリーズのヒロイン、リスベット・サランデル。演じていたのは、ノオミ・ラパス。この背中にドラゴンのタトゥーを入れ、鼻ピアスの女性ハッカーインパクトがあった。もはや事件はハッキングの力を借りなければ、解決できない時代になってきた。ということかな。このシリーズ、「ドラゴン・タトゥーの女」(The Girl with the Dragon Tattoo)が米国でリメイク中。ダニエル・クレイグ主演デビッド・フィンチャー監督で、リスベットを演じるのは「ソーシャル・ネットワーク」に出ていたルーニー・マーラノオミ・ラパスがつくったキャラクターが強烈だっただけに、役作りも大変かもしれない。スウェーデン版で、リスベットが使っていたパソコンはMacだったが、米国版はソニー・ピクチャーズの映画。VAIOを使ったりしているんだろうか。
★米国リメイク版「ドラゴン・タトゥーの女」公式サイト => http://dragontattoo.com/