日経平均は全面安で、あっさり9000円割れ。ニューヨーク株安が伝染し、世界同時株式市場メルトダウン

9日午前の東京株式市場は、前日の米国株が大幅に下落するなど世界的な株安を嫌気して取引開始後から全面安の展開となり、日経平均株価は大幅続落。東日本大震災後の3月17日以来、約4カ月半ぶりに9000円を割り込み、下げ幅は一時、300円を超えた。

 日経平均が続落で、9000円割れ。ニューヨーク株式市場が引けにかけて急落するというイヤーな下げ方だったから、東京だけでなくアジア全般の市場に弱気が広がっている。東日本大震災の時には一時的なショックだったので、9000円を割り込んでも、すぐに持ち直したが、今度は米国や欧州の政治指導力危機が絡んでいるだけに、そう簡単には行かないかもしれない。アジアから欧州市場を経て、ニューヨークがどうなるのか。バーナンキFRB議長は座視するのか。CNNでは「株式市場はメルトダウン」などという言葉を使っている。これからの24時間が重要になりそうだが、米国はうまく対応ができるのだろうか。オバマ大統領は、アタマのいい優等生で見た目も弁舌もさわやかだが、現実の経済、社会がわかっていないんじゃないか、という空気が出てきている気がする。
★東京株大幅続落、8944円=リスク回避続き全面安 (時事通信) - Yahoo!ニュース => http://bit.ly/qmIrR5
★Lexington: An underperforming president | The Economist => http://econ.st/pZPuwD