民主党の野田・新代表は、司馬遼太郎・藤沢周平・山本周五郎の時代小説がお好きとか

 民主党代表選の演説を見ていたら、新たな代表に選ばれた野田財務相は、時代小説好きと自己紹介していた。作家として名前が上がったのは、司馬遼太郎藤沢周平山本周五郎という日本の時代小説作家の中でも王道の人たち。ということで、野田さんが好きな3人の作家で思い出す本は、というと...
 まず、司馬遼太郎というと、すぐに「坂の上の雲」とか、「竜馬がゆく」とか、言うんだろうが、いまの民主党には、これでしょう...

新装版 翔ぶが如く (1) (文春文庫)

新装版 翔ぶが如く (1) (文春文庫)

 「翔ぶが如く」。維新のあと、新国家建設の理想と現実に苦悩する人びとの物語。失われゆく美しい日本に殉じる西郷と、国際社会に生き残る日本を建設するために生命をかける大久保。野田さんは大久保になる覚悟ができているのかな。小沢一郎さんには、そろそろ西郷のように「もうここらでよか」と内戦に終止符を打って欲しいのだろうなあ。
 で、藤沢周平は、これなんだろうか。
蝉しぐれ (文春文庫)

蝉しぐれ (文春文庫)

 民主党の「お家騒動」に、そろそろ終止符を打って欲しいだろうけど。
 で、山本周五郎にも「樅の木は残った」とか、お家騒動に題材をとった小説があるが、いまの日本を考えると、それよりも、こちらだろうか。
赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

 人情ものであり、新しい公共の物語であるのかも。
 でも、野田さん自身は、3人の作家のどの小説が好きなのだろう。