衆院外務委員長に田中真紀子議員?! 野田首相になっても民主党の外交軽視は変わらない?

民主党は5日、同党に割り当てられた衆参両院の常任、特別委員長などの人事を内定した。注目を集めているのは、田中真紀子元外相の衆院外務委員長内定と、岡田克也前幹事長の衆院予算委員会筆頭理事への起用だ。田中氏は2001年4月の外相就任から翌年1月に更迭されるまで、人事や外交日程の調整を巡り、外務省としばしば対立。同省を「伏魔殿」と呼んだこともある。このため、同省は「驚愕の人事だ。外交を進めなくてはいけない時期に、そういう人事をする民主党の感覚がわからない」(幹部)と動揺を隠せない。

 よりによって...。外務官僚は鼻持ちならないし、共感することはあまりないのだけど、今回だけは「驚愕」するのがよくわかる。小泉政権下、田中外相の下での外務省の大混乱を野田首相は知らないのだろうか。それとも、知っていて、この人事なのだろうか。自分の政策を遂行するために、輿石幹事長という大胆な策をとったのかと思ったら、単なる自民党の派閥均衡人事で、ポストはみんなで分けましょうなのか。とても、適材適所とは思えないが、外務省を引っ掻き回したいのならば、わかる。それとも野田首相を動かしているともいわれる財務省は何か外務省を引っ掻き回したい目的があるのだろうか。興味があるのは増税だけで、外交には関心がないのだろうか。わからん。

田中真紀子の正体

田中真紀子の正体