オリンパス株を日経平均構成銘柄から外さない? わからない...

日本経済新聞社は10日、東京証券取引所が同日に監理銘柄(確認中)に指定したオリンパス株について、日経平均株価の構成銘柄として当面維持すると発表した。日経によると、同社の決算開示の状況などを見極めた上で、銘柄を入れ替えるかどうかを決める。銘柄入れ替えルールでは、監理銘柄への指定は原則として除外候補とし、最終的に除外するかどうかは状況を総合的に判断した上で決定する。

 オリンパス大王製紙が11月14日までに9月中間決算の発表ができず、東京証券取引所は監理銘柄に指定する。ここまでは「やっぱり」という話なのだが、オリンパスがいまだに日経平均の構成銘柄に入っていて、しかも監理銘柄になっても当面、外さないと聞くと、「えー、なんで?」と思う。粉飾決算の疑いが濃厚で、正常な株価形成ができているとは思えない株式を株価指数に組み込んだままにしておくのかあ。わからない。構成銘柄入れ替えの事務的な作業の問題なのだろうか。それならば、そうといえばいいのに(それも恥ずかしい話かもしれないけど、以前から問題は指摘されていたわけで...)。何だか「日経平均株価」というインデックス自体の信用がなくなっていく感じだなあ。
オリンパス株が監理銘柄に 9月中間決算発表を延期 - 47NEWS => http://bit.ly/t3GFWD
大王製紙も監理銘柄…決算報告書、提出できず : YOMIURI ONLINE(読売新聞 => http://bit.ly/sH8sMj
Olympus put on watch for TSE delisting - FT.com => http://on.ft.com/uIL8d8

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