少年院を出た後、3割が暴力団へ

少年院収容者の出院後の動向をたどった追跡調査で、25歳までに罰金以上の刑事処分を受けた元収容者が約4割に上ることが、11日公表された法務省の2011年版犯罪白書で分かった。少年院元収容者の動向は、少年による再犯の実態について集計した初の調査。白書ではこのほか「約3割が出院後に暴力団に加入」「非行や犯罪を思いとどまる最大の要因は家族」といったデータも明らかになった。

 少年院はなかなか更生に結びついていないということか、あるいは、出た後の生活を迎える社会や家族の問題なのか。家族について言えば、家族との問題が非行の原因であったりもしているのか。いろいろな形でデータを読めるのだろう。ただ、10人に3人が暴力団へ行ってしまうのか。入った段階で、既に暴力団と関係があったのか、あるいは、暴力団リクルートする場所に少年院がなってしまっているのか。そのあたりは白書を読み込むと、見えてくるのだろうか。
再犯者率最悪42.7%=少年院出所者を初調査−犯罪白書時事ドットコム => http://bit.ly/sjAhRF
法務省犯罪白書」ページ => http://bit.ly/tzYFRU
 まだ2011年版(平成23年版)はアップされていなかった

誰か僕を止めてください―少年犯罪の病理 (文芸シリーズ)

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