グーグルがSNS型の音楽配信サービス。アップルのiTunesに対抗ということか

米グーグルは、ロサンゼルスで開いたイベントで、以前から予想されていた新たな楽曲配信サービス「Google Music(グーグル・ミュージック)」の詳細を発表し近くサービスを開始することを明らかにした。米国でパソコンやや携帯電話向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を使ったスマートフォン向け配信を行い、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Google+(グーグルプラス)」にも連動させる。楽曲は、ソニーの米国子会社ソニー・ミュージック・エンタテインメント、通信大手ビベンディ傘下のユニバーサル・ミュージック・グループ、EMIが提供する。ユニバーサルは最近、EMIを買収する計画を発表している。4大音楽レーベルのうちアクセス・インダストリーズ傘下のワーナー・ミュージック・グループだけは参加していない。

 グーグルが「Google+」と連動した音楽配信サービスを始めるという。iPhoneiPodには、iTunesがあるが、グーグルのアンドロイドには、コアとなるサービスがなかった。アマゾンがアンドロイドを使ったKindle Fireで自らのデジタル・コンテンツ・ワールドを構築しようとしており、アンドロイドとしても裏方に徹する手もあったのだろうが、それはグーグルのプライドが許さなかったのだろうか。それとも、この美味しそうなマーケットを自分のものにしたかったのだろうか。で、ここにソニーが絡んでくるのか。EMIの楽曲版権のM&Aもこうした対立の構図のなかでの話なのだろうか。でも、あっちには出して、こっちには出さないとか、自分の利益だけのために行動していると、結局はろくなことがないような...。

グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた

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