世にも奇妙な物語 2011年 秋の特別版
HDDレコーダーを使うようになってから、どうしても後から見ることが多くなる。ということで、先週末放映していた「世にも奇妙な物語」の最新版。どれも結構、面白かった。松下奈緒、中越典子の「憑かれる」は定番ともいっていいホラー。三浦春馬の「JANKEN」はコメディもの。ちょっとマトリックス風のノリもあった。老師が石橋蓮司というところがうれしく、クールな女性社員役の中村ゆりが気になった。水川あさみの「ベビートークA錠」は、しんみり系の奇譚。浅野忠信の「耳かき」はシュールなコメディ(浅野忠信もテレビドラマに出るようになったのだ)。志田未来の「いじめられっこ」はSF学園もの。子役から大成するのはなかなか大変だが、これを見ていると、志田未来は子役から大人の女優さんに成長する可能性を秘めてそうな感じする。
★世にも奇妙な物語 - フジテレビ => http://bit.ly/trZIC3
で、5編には原作があるものとオリジナルとがあって、「憑かれる」は、貫井徳郎の同名の短編小説。『崩れる』に収録されている。
- 作者: 貫井 徳郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/25
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「耳かき」は、泉昌之の「耳堀り」。『かっこいいスキヤキ』に収録されているとのこと。で、この「耳かき」、2002年春の特別編で、大杉漣が演じた「夜汽車の男」に語り口が似ていると思ったら、こちらも泉昌之の「夜行」が原作で、こちらも『かっこいいスキヤキ』に収録されている。なるほど。
- 作者: 泉昌之
- 出版社/メーカー: 扶桑社
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原色の想像力 (創元SF短編賞アンソロジー) (創元SF文庫)
- 作者: 大森望,日下三蔵,山田正紀
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