ロシア下院選、プーチンの「統一ロシア」の得票率が後退

4日実施されたロシア下院選挙(定数450)で、プーチン首相率いる与党「統一ロシア」が大きく後退し、得票率は50%前後にとどまったもよう。下院は比例代表制で、7%以上を獲得した政党に得票率に応じて議席が配分される。選挙区の70%の票が開票された時点で、「統一ロシア」の得票率は49.94%。4年前の前回選挙では、「統一ロシア」が64%を超す票を獲得していた。

 後退したといっても、まだ50%前後の得票率があるのだから、なかなかのものだが、トレンドで見ると、大統領選挙を前に退潮の兆しがあるというのは、さすがのプーチンも不安になるのかもしれない。権力者が不安になると、何をやりだすか、わからないから、それも不安だけど...。

プーチニズム 報道されないロシアの現実

プーチニズム 報道されないロシアの現実