オリンパスの第三者委員会が不正会計について報告書
オリンパスの損失隠し問題を調べてきた第三者委員会は6日、調査報告書を発表、飛ばしなどの不正な会計処理で隠していた損失額は1177億円、これを含めて損失の解消に使った費用が約1348億円だったと認定した。報告書は、巨額の損失隠しは長期政権となった菊川剛前会長兼社長のもとで、森久志前副社長と山田秀雄前常勤監査役が主導していたと指摘。菊川氏以前に社長を務めた下山敏郎氏、岸本正寿氏らも損失隠しを知っていたとした。反社会的勢力の関与は認められなかったという。
オリンパスの第三者委員会による調査報告書が出る。オリンパス側として、できることはやったということだろうか。後は捜査当局の動向と東証の判断に注目が移る。次の焦点は、12月14日までに発表しなければならない決算かも。で、東証は...
東京証券取引所は6日、オリンパス株を上場廃止にするかどうかの審査に入ると発表した。また、東証は投資家に上場廃止の恐れがあることを周知するため監理銘柄(審査中)に指定した。オリンパスの第三者委員会の調査報告書が発表され、有価証券報告書の虚偽記載が具体的に明らかになったことを受けた措置。東証は今後、調査報告書などをもとに審査を進め、会社の組織的な関与の度合いや悪質性、市場の規律維持や株主に与える影響などを「総合的に判断」(東証)する。審査は最短でも1カ月程度はかかるとみられる。
次に事態が動くのは年明けだろうか。
★オリンパス お知らせ:第三者委員会調査報告について => http://bit.ly/son0Ke
★オリンパス第三者委員会報告:阿部重夫発行人ブログ:FACTA online => http://bit.ly/tDql9T
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