未知との遭遇

 スティーブン・スピルバーグ監督のSF映画の古典。CSで放映していた。宇宙人とのコンタクトを描いた映画だが、宇宙人が出てくるまでが素晴らしい。宇宙人は...。どうして米国人が描くと、こういう宇宙人になるのだろう、という感じ。フランスの名匠、フランソワ・トリュフォーが科学者役で出ている。この頃、トリュフォーは演技することが楽しかったのかも。「野性の少年」とか「アメリカの夜」とか、自作にも出演していた。リチャード・ドレイファスは、この映画と同じ年の「グッバイガール」でアカデミー賞主演男優賞を取っているから、新進若手男優としてノリノリだった時代。スピルバーグは「宇宙戦争」なんて映画も撮っているが、「ET」とか、基本的に宇宙人性善説みたいな感じがする。