今度は米国が、ホルムズ海峡の封鎖など許さないと...。チキンゲームか、これは...。

国防総省のリトル報道官は28日、イランが示唆するホルムズ海峡閉鎖について「容認できない」と記者団に述べた。「湾岸地域の安全保障や安定のみならず、経済の生命線にとっても重要な問題だ」とし、イランを強く牽制(けんせい)した。ホルムズ海峡の封鎖は、欧米諸国がイランの原油輸出に制裁を科した場合の対抗措置として、イランのラヒミ第1副大統領が言及した。

 先日、イランが、原油輸出に制裁をかけてくるんだったら、ホルムズ海峡を封鎖するぞ、と、すごんだら、今度は米国が、そんなことは許さないと、すごみ返している。何となく、お互い、メンチ切り合っている感じ。嫌だなあ。米国は来年大統領選挙だし、マッチョに出ないと、選挙に負けてしまうみたいな雰囲気もあるだろうし、どこかに「敵」が欲しいのだろう。といって、米国はいくら、すごんだところで、戦争をする体力(資金力)もないだろうからと、イランが舐めてかかると、米国も立場を失って、逆上するような...。そこにイスラエルが微妙に絡んで(加えて、米国内のユダヤ人票と)、何だか、ややこしいことにならないといいけど。心配性には心配の種が尽きず、とりあえず、株は売ってしまえ、となって、さらに世の中、暗くなっていくなあ。
【やぶしらず通信・関連ログ】
・イラン、追加制裁ならばホルムズ海峡封鎖と警告(12月28日) => http://bit.ly/vkGhpL

 ※そういえば、堺屋太一さんの出世作『油断!』は、ホルムズ海峡封鎖のシミュレーション小説だったような...