「Japan」の名前がついたダイエット錠剤から発ガン性物質。米国、韓国は購入しないよう勧告。日本は...

韓国の食品医薬品安全庁(以下、食薬庁)は6日、インターネットウェブサイトなどで販売されている日本ダイエット用錠剤から非適合成分が検出されたと伝え、購入しないよう勧告したと、韓国メディアが報じた。 報道によると、この製品は「Japan Rapid Weight Loss Diet Pills」という名前でブルー、イエロー、グリーンの3種類がある。 最近、米食品医薬品局(FDA)がこの製品からシブトラミンエフェドリンフェノールフタレインなど非適合成分を検出したと発表したことを受け、今回の措置が取られた。

 韓国・中央日報にこんな記事が出ていた。「Japan Rapid Weight Loss Diet Pills」に発がん性物質が含まれていることを米FDAが指摘、消費者に購入しないように勧告したのを受けて、韓国の食品医薬品安全庁も同様の措置をとったという話。FDAのサイトには詳しい内容が出ていて、消費者に喚起するためにパッケージの画像も出ている。
★Medication Health Fraud > Public Notification: “Japan Rapid Weight Loss Diet Pills Green” Contains Hidden Drug Ingredient - FDA => http://1.usa.gov/Icm69J
 で、FDAの資料によると、この製品、Xiushentang社から販売されているという。で、そのサイトを見ると...
 http://www.xiushentang.com/
 中国語(簡体語)のページに「日本秀身堂」の文字。名前に「日本」はついていても中国の会社。上のFDAに出ているパッケージの写真は「秀身堂」という名前が見えるが、効能などは日本語。「日本」で押している製品だけど、中国製。中央日報の記事も「日本ダイエット用錠剤」と、ちょっと日本製と混同している気配も...。
 で、この製品、FDAによると、Amazon.comで売られていたらしい。さすがに、日本では、Amazon.co.jpにも、楽天にも、この製品はなかった。しかし...
★日本秀身堂,即効ダイエット / ダイエット,脂肪燃焼 - 漢方通販サイト => http://www.akanpo.com/product/249.html
 日本ではいまも販売している様子(4月6日17時半現在)。ここに登場する「日本秀身堂 救急箱」という製品のパッケージは、FDAに掲載されているものと同じように見える。
 というわけで、日本はどう対処するのだろう? これは厚生労働省の管轄なんだろうか。それとも消費者庁なのだろうか。もう金曜日の夕方だし、ま、どっちがどうするのか含めて、来週でいいや、と退庁なさってしまったのだろうか。その間に買った人や、飲んだ人はどうなるのだろう?。FDAの資料の日付は4月3日になっていて、韓国は6日に勧告しているけど。それとも、メディアにまだ情報が流れていないだけなのだろうか。周知徹底が遅れているだけ? あるいは、日本としては、FDAが発ガン性物質としているフェノールフタレインは摂取しても問題なし、という立場なのだろうか。わからん...。
★中国製「日本ダイエットピル」に発がん性物質、服用しないよう呼びかけ 米FDA 国際ニュース : AFPBB News => http://bit.ly/IcySoA

健康・美容・ダイエット食品危険度チェックブック

健康・美容・ダイエット食品危険度チェックブック