「決断する政治家」野田首相。大飯原発再稼働を正式決定

野田佳彦首相は16日午前、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐり、同原発が立地する福井県の西川一誠知事と首相官邸で会談した。西川知事は再稼働に同意する意向を表明。これを受け、首相は枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚との会合を開き、「立地自治体の理解が得られた今、再起動を政府の最終判断としたい」と述べ、再稼働を正式決定した。

 野田首相は「決断」に取り憑かれている政治家のように見える。決めることが政治だとはいえ、何を、どう決断するかではなくて、決断自体が目的化しているみたいな感じが...。決断する自分が正義と取り憑かれているようで、何だか怖い。で、原発を再稼働しなければならないにしても、なぜ大飯なのだろう。関電で最も安全な原発なのだろうか。大飯自体が有する安全性を問題視する向きもあるし、どうも論理と倫理の政治というよりも、ヒロイズムとナルシズムの政治という感じがしてならない。ネガティブ過ぎるのかなあ。
★非常時の危険性は福島第一原発より高いのは明白。私が大飯原発再稼働に反対するこれだけの理由  | 馬淵澄夫レポート | 現代ビジネス => http://bit.ly/L90nlJ
★フィルター付きベントも防潮堤もないのに「事故を防止できる対策と対応は整っています」と大飯原発再稼動に踏み切る野田首相。 政治と官僚の迷走、ここに極まれり!  | 長谷川幸洋ニュースの深層」 | 現代ビジネス => http://bit.ly/LbFbeR