U-23日本代表、ベラルーシには勝ったものの、五輪直前の試合がこれでいいんだろうか?
国際親善試合(18日、U-23日本ーU-23ベラルーシ、ノッティンガム)ロンドン五輪を前にした日本は、ベラルーシと対戦。後半36分、杉本健勇がゴールを決め、2戦連発弾で勝利し、五輪に弾みをつけた。
うーん。杉本の2試合連続ゴールの結果、1−0でベラルーシに勝ったことはうれしいにはうれしいが、何ともいえない試合だった。というか、オリンピック本番直前の試合がこれでいいんだろうか。前半と後半とでは、メンバーの顔ぶれはほとんど総入れ替えといってもいいような状態(後半10人が交代)。いったい、どんなチームで、どんな戦い方をしたいのか、見えないし、何を試したいのかもよくわからない(それもまた作戦なんだろうか...)。選手の調子を見ると言ったって、それは練習で見るとか、この試合の前にやっている話なのではなかろうか。この期に及んで、いまだに試行錯誤していては、選手も監督に信頼されているのかどうか、わからないだろうし、選手に逃げ口上を用意してしまっているように思えてしまう(強化試合での出場機会も少なかったので、試合勘が戻せず...とか...)。
繰り返しになってしまうが、杉本のゴールはうれしいが、杉本が絶好調だとすれば、どういうフォーメーションで戦うのだろう。後半、得点時点でのメンバーがベストなんだろうか。そうとも思えないし、メンバーやらフォーメーションの検証になっていたんだろうか。選手の相性がわかったんだろうか。それとも、ベラルーシ戦は、選手をピッチに立たせ、イングランドの芝を実戦で体感させることが目的だったのだろうか。本番ではこんなにメンバー交代はできないんだけど...。反町監督はいまだに先発メンバーを迷っているのかなあ、と思ってしまうような試合だった。
というか、本当に、この土壇場に来て、迷いが出てしまっているんじゃなかろうか。本番に入ってから、メンバーを固めてチームを熟成させるつもりなんだろうか。かなり冒険のような気もするが...。EURO2012のドイツみたいにメンバーを入れ替え、入れ替え、行くのだろうか。あのドイツでも簡単なことではなかったが...(というか、優勝候補が準決勝で敗退した一因ともいわれるが...)。
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