世界の映画監督が選んだ最優秀映画に小津安二郎の「東京物語」。批評家のナンバーワンは「めまい」

英BBC放送によると、英国映画協会発行の「サイト・アンド・サウンド」誌が2日までに発表した、世界の映画監督358人が投票で決める最も優れた映画に、小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)が選ばれた。批評家ら846人による投票でも同作品は3位だった。批評家部門では過去50年間にわたり首位を保ってきたオーソン・ウェルズ監督・脚本・主演の「市民ケーン」(41年)が2位に転落。アルフレド・ヒチコック監督の「めまい」(58年)が首位となった。

 この手のランキングでは今までオーソン・ウェルズの「市民ケーン」がトップというのが定番だったが、監督が選ぶ映画では「東京物語」、批評家ではヒッチコックの「めまい」なのか。どれも良い映画だけど、「市民ケーン」から「めまい」に時代は移ったのかあ。これは批評家の世代交代も絡んでいるのだろうなあ。一方、「東京物語」人気は根強いなあ。小津安二郎は海外のほうが評価が高いのかもしれない。

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