終戦記念日というと、この本。『敗戦真相記』の改装版が出た様子

　67回目の終戦記念日。敗戦というと、まず、思い出すのが、この本。

敗戦真相記―予告されていた平成日本の没落

　新たに改装版が出た様子。

敗戦真相記

　目次で内容を見ると、こんな感じ。

戦争はどのようにして起こったのか
どのようにして戦いに敗れたのか
「科学無き者の最後」
日本における陸軍国と海軍国
ポツダム宣言の政治性を読む
米英中ソ、四カ国の行方を見る
日本の将来はどうなるか

　昭和20年の講演録というが、内容はいまだに古くなっていない。敗因となった日本の構造問題は現代にも通じる。「陸軍国と海軍国」は、省益あって国益なし、という話で、そう読み替えると、今と同じ問題。日本って変わらないのだなあ。「危機の時代なのに人物がいない」というのも、何だか今の政治状況を見ているようで、不気味。本当に変わらない。終戦記念日というのは、過去の教訓に思いを新たにする日だなあ。歴史をないがしろにする者は、歴史に復讐されるのだなあ。