渋谷陽一『ロックは語れない』
- 作者: 渋谷陽一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1986/05
- メディア: 文庫
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目次で内容を見ると、こんな感じ...
浜田省吾
ビートルズしか愛せない
山下達郎
ビーチ・ボーイズが僕のすべてじゃない
忌野清志郎
ストーンズなしでは満足できない
大貫妙子
のめり込んだ音楽ってないんです
仲井戸麗市
ギターを手放すつもりはない
遠藤ミチロウ
パンクにはもう期待できない
これに「COMPACT ROCK HISTORY WITH ALBUMS」というミニ・ロック史がつく。
浜田、山下、忌野、大貫のロック・ヒストリーはロック版「私の履歴書」で、どれも面白く、仲井戸のギター大好き話も出色。パンクロックに興味がないためか、遠藤のパンク話は今ひとつ乗り切れなかった。パンクって理屈っぽいというか、よくいえば、戦略的、悪く言うと、反マーケティングの顔をしたマーケティングという感じがしてしまう。実際のライブを見ると、違うのかもしれないけど。