中国の反日デモが拡大。暴徒化し、日系企業襲撃も

中国では日本政府による沖縄県尖閣諸島の国有化に抗議する反日デモが、16日も80の都市で行われました。一部の都市ではデモ隊が暴徒化し、建物のガラスが壊されるなどの被害が出ました。

 中国の反日デモが拡大、暴徒化。政府は容認から抑制へと変わったようだが、デモを容認すれば、暴力も公認されたような形になるから、安心して暴徒化してしまうのだろうな。日系企業を襲って、火をつけても、何をしても、咎めれらないのならば、荒れるよなあ。でも、この暴動、表面上は「反日」だが、実際は、中国の景気後退や格差に対する不満の爆発だろうか。第一次大戦後、ナチスがドイツ人の不満をユダヤ人にぶつけさせたように、中国は、不満を日本に誘導するのか。難儀やなあ。
 ただ、こうしたナショナリズムの暴走はコントロールが効かなくなる。攘夷のエネルギーが江戸幕府を圧倒したように、体制崩壊の引き金にもなりかねない。というか、反政府派が攘夷(反日)を利用したりしたら、すごいことになってしまうリスクがある。それがわかっているから、「中国当局、容認から抑制へ」なんだろうが、そんなに上手くコントロールできるものか。すべてを統制できるというのが共産党の思想なんだろうが、何だか危険なゲームだなあ。それにしても、中国は身体はすっかり大きくなったのに、アタマは子どもみたいな....。怖い国だなあ。みんな、そういう過程を経て大きくなってきたわけだけど...。
★中国反日デモ 日系企業 放火、略奪 50都市超で8万人 - 東京新聞 => http://bit.ly/TZS5kO
★暴徒乱入、無言で破壊・放火…パナ工場再起不能 : 読売新聞 => http://bit.ly/PjpqTI
★【反日デモ】60都市以上に拡大 中国当局、容認から抑制へ - MSN産経ニュース => http://on-msn.com/TZS0gS

中国「反日」の源流 (講談社選書メチエ)

中国「反日」の源流 (講談社選書メチエ)