米NPOのCEO報酬、23団体で100万ドル超え...。そりゃあ、営利団体だろう

9月17日(ブルームバーグ):ニューヨーク・プレスビテリアン病院や米少年少女クラブ、リンカーンセンターなど20以上の民間非営利団体NPO)が2010年と11年に幹部に対し年間100万ドル(現在のレートで約7900万円)以上の報酬を支払っていたことが、 慈善活動の専門紙クロニクル・オブ・フィランソロフィーの調査で明らかになった。
同紙が17日発表した調査結果によると、23団体の最高経営責任者(CEO)など幹部の課税対象報酬額が100万ドルを超えた。前回の調査では15団体だった。

 寄付で成り立っているのだろうに、その組織のCEOが100万ドルを超える報酬を受け取っているのだとか。それも、前回調査の15団体から23団体に増えている。NPOに経営力が必要といっても、寄付の上前をはねているという感じがしてしまう。これじゃあ、営利団体のトップだろう。リーマン・ショックで金融業も実業も厳しくなっているので、今度はNPOで荒稼ぎというようにも見えてしまう。NPOのトップには名誉があるわけだが、それに加えて100万ドル以上の報酬って、やっぱり変だなあ。これだから、米国は強欲守銭奴国家のように見えてしまう。
 そんなこんなで「ウォール街選挙運動」から1年。世の中、99%を1%が支配することに変わりはないのか。NPOでまで、と思わせてしまうデータでした。
★「ウォール街を占拠せよ」の反格差社会デモ開始から1周年、100人超が逮捕 | Reuters => http://bit.ly/PCh9Z2

99%の反乱?ウォール街占拠運動のとらえ方?

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