仏裁判所、キャサリン妃トップレス写真掲載誌の発行差し止め。さらに写真引渡さないと罰金

英国のキャサリン妃のトップレス写真が仏雑誌に掲載された問題で、パリ郊外ナンテールの裁判所は18日、出版社に対し、写真の掲載誌の発行を禁じる命令を出した。英王室側の請求を受けた判断。命令では、保管する写真を英王室に24時間以内に引き渡すことも要求。命令に違反した場合、1万ユーロの罰金が科され、出版社は写真引き渡しが1日遅れるごとにも同額の罰金を支払う義務がある。

 問題の写真を引き渡さないと、1万ユーロの罰金で、1日遅れるごとに1万ユーロが加算されていくというが、1万ユーロは今日のレートで102万円程度。大した額ではない。さあ、どうするのだろう。民事で精神的なダメージに対する巨額の賠償金を請求したりするんだろうか。

名誉毀損―表現の自由をめぐる攻防 (岩波新書)

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