日本は変わらないということか。また審議会の委員が増えているのだとか...

民主党政権の「政治主導」でいったんは10人に縮小した財政制度等審議会の財政制度分科会(会長=吉川洋・東大大学院教授)がもとの姿に戻り始めた。財務省は21日、新たに13人の臨時委員を任命し、計23人になると発表した。同分科会は、翌年度の予算編成について財務大臣に意見を出すのが役割。名前を「財政について聴く会」に改め、臨時委員として古賀伸明連合会長らのほか、毎日、産経、読売の各新聞やNHKの論説委員などが入る。

 何だかなあ。官僚主導の審議会政治が戻ってくるのだろうか。どんどん昔の形に戻っていく。メディアも政府・官僚と一線を画するために、審議会への参加を見直そうという動きもあったけど、そちらもなし崩しなのだろうか。審議会に入ることで、得ることができる情報もあるんだろうか。官製情報漬けになってしまって、官僚と同じ思考の人になってしまいがちだけど、どうんだろうなあ。審議会の批判もできなくなったりして...。日本的システムは強固だなあ。

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)

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