野田首相、第3次改造内閣に田中真紀子氏を起用? 第1次小泉内閣のようにならない?

野田佳彦首相(民主党代表)は29日、岡田克也副総理と藤村修官房長官を留任させる方針を固めた。玄葉光一郎外相も留任させる方向。また、田中真紀子元外相を閣僚に起用する検討に入った。首相は1日に内閣改造を行い、皇居での認証式を経て同日中に野田第3次改造内閣を発足させる。

 ホントだろうか。野田首相田中真紀子氏を第3次改造内閣の閣僚に起用する? この記事では、対中関係の改善を目指して、というけど、中国が太子党(有力党幹部の子弟)の習近平主席に替わるならば、日本も “太子党” で、というノリなのだろうか。しかし、この記事を読んで、すぐに頭に浮かぶのは、第1次小泉内閣の悪夢...。外務省はパニックじゃないだろうか。あのときの外務省の混乱ぶりは、外交政策をめぐる政治主導対官僚主導などという高次元の話ではなく、大臣の感情や気分に官僚が振り回されて大混乱みたいな話だった記憶があるのだけど、官僚と戦った大臣みたいな形で覚えいている人が多いということなんだろうか。
八甲田山死の彷徨 (新潮文庫) 八甲田山 特別愛蔵版 [DVD] 閣僚にするとして、どういう位置づけで入れるのだろう。この記事だと、玄葉外相留任の方向というが、対中関係改善に含みをもたせた起用となれば、二元外交になってしまう恐れがある。玄葉外相48歳、田中真紀子氏68歳。玄葉外相は子どもみたいなもんだから、頭ごなしにやりかねないし、外務省は双頭の鷲になってしまうのだろうか。もし、この記事が本当だとすると、何だか「八甲田山」みたいな話になってくるなあ。ただでさえ、神経の細そうな外務省の人たちはまたノイローゼになってしまうのだろうか。
 2002年1月の外相解任から10年余り、歳月は人を変えるものだろうか。過ちから学んで器が大きくなるのか、それとも、怨念が残っているだけなのか。しかし、自民党の安倍総裁といい、今年はカムバックの年なのかなあ。最近は映画を見れば、昔の名作・ヒット作のリメイクや続編流行り、テレビにしても、番組の中心にルのは、既に名を成した芸人さんたちばかりだが、政治の世界も、昔の名前を重視したリメイクものが今年の流行といえるのだろうか。まあ、日本だけではなくて、中国の太子党なんかも歌舞伎化というか、リメイク集団ともいえるわけだけど...。
 で、外相解任のあった年、上杉隆氏や立花隆氏が田中真紀子氏を研究していました。

田中真紀子の正体

田中真紀子の正体

「田中真紀子」研究

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 解任前には、田中真紀子氏ファンの本が出ていました。
田中真紀子さんファンブック

田中真紀子さんファンブック

 毀誉褒貶の激しい人だけに、いろいろと本が出ています。
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