俳優の菅原文太(79)が役者業を引退したことが13日、分かった。この日都内で行われた、菅原が名誉顧問を務める民間非営利団体(NPO)「ふるさと回帰支援センター」の設立10周年記念講演で「俳優?やめた」と断言。「今は全部デジタルでしょ。そういうの合わんのだよ」と説明し、56年の役者生活にピリオドを打ったことを明かした。
菅原文太が役者を引退するという。米国では、ジーン・ハックマンも引退して久しいなあ。で、その理由は、「デジタルが合わない」...。何だか、さびしいなあ。役者として、やることはすべてやったとか、自分に合ったテーマがないとか、今の映画ビジネスのシステムは...とか、技術の話ではない、芸術の話にして欲しかった。映画はテクノロジーの進化を飲み込みながら、発展したきたわけだからなあ。デジタルによって、コストを下げて、多様なテーマを取り上げられる環境ができたということもあるだろうし...。単なるデジタル嫌いみたいだとなあ。
で、続きを読んでいくと...
役者業には未練を残さぬ様子で「命が粗末にされているこの国の掃除を始めるということ。ダメな政治家連中に呼びかけていく」と、新たな道を見据え熱い思いを語っていた。
そっちへ走っていくのか。ますます、さびしいなあ。みんなが「ダメな政治家」を選ばないように、演技を通じて訴えていくという考え方もあるけど、そうした地上戦よりも、カッコイイ空中戦なのかなあ。
とはいえ、これまで楽しませていただきましたし、菅原文太さんといえば、やはり、これだなあ。
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