ワールドカップ・アジア最終予選、アウェーながら、オマーンに2−1で勝利

サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選B組第5戦は14日、各地で行われ、首位の日本はマスカットでオマーンを2―1で下し、通算4勝1分けの勝ち点13とした。来年3月26日に敵地でのヨルダン戦に勝てば、5大会連続5度目の本大会出場が決まる。

 ワールドカップ最終予選。猛暑のオマーンはきつい様子で、日本の選手たちはキレを欠いていた。日本が先行はしたものの、1−1とオマーンに追いつかれた時は、これは勝ち点1で儲けもの。負けるリスクも大きいんじゃないかと思っていたら、左サイドと突破した酒井高徳のセンタリングが遠藤を経て、岡崎へ。アウェーにもかかわらず、2−1で勝利。日本は強くなったなあ。酒井高徳も勝利に貢献できて、うれしい限りです。
 で、今日のザッケローニが変わっていたのは、FWの前田を下げて、本田のワントップ、清武をトップ下、長友を一つ前に上げて、酒井高徳を入れたり、さらに、清武を下げた時は、遠藤をトップ下に入れて、ボランチの遠藤の位置に細貝をはめるなど、大胆にフォーメーションを変えていた。ザッケローニ、これまでほとんど陣形を固めて、崩さなかったのに、FWゼロにしてみたり、スペインのような前衛的なフォーメーションをとったり、突然、保守から革新に変わったような感じもする。その臨機応変さも、日本代表の強さになってきているのだろうか。

アルベルト・ザッケローニ ザック革命 日本代表監督の素顔とリーダーの美学

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