衆議院選挙。当初の予想通り、自民党が圧勝。公明党と絶対安定多数

自民・公明両党は、衆議院のいわゆる「絶対安定多数」となるあわせて269議席を上回る議席を獲得しました。(略)自民・公明両党は、衆議院にある17の常任委員会のすべてで、委員長を出したうえで過半数の委員を確保できるいわゆる「絶対安定多数」の269議席を獲得しました。

 自民・公明で300議席を突破という事前の予想通りの結果になりそう。民主党は大物議員も落ちているし、大惨敗。野田首相は、党代表を辞任するという。
野田首相 党代表辞任の意向固める - NHKニュース => http://bit.ly/R0NJsH
 まあ、これだけの敗北となれば、それはそうだろうなあ。結局、鳩山、菅両政権の時代も含めて、民主党政権迷走の責任を負った形だなあ。でも、このあと、誰が党を背負って、立て直していくのだろう。
 ただ、自民党の追い風が吹いたというわけでもなく、投票率は、日経によると...

日本経済新聞社の推計によると、第46回衆院選投票率は最終的に60%前後となり、前回を10ポイント程度下回る見通しだ。都道府県別でもすべてで前回を下回るとみられる。

 時事通信の推計でも...

第46回衆院選の最終投票率小選挙区)は、時事通信社のまとめでは59.21%前後になる見通しで、前回の69.28%を大幅に下回る。これまでは現行の小選挙区比例代表並立制で初めて行われた1996年の59.65%が過去最低だったが、これを更新する可能性もある。

 期日前投票も不調だったが、投票率は10ポイントも落ちてしまった。しかも過去最低交信の可能性も...。民主党政権交代の期待を裏切ったうえ、第3極も野合と言いたくなるような迷走ぶりで、自民党以外の選択肢が消え、投票所にさえ行かない人も増えてしまった感じがする。政党不信の拡大なのかなあ。大学でも、メディアでも、投票に行かなかった人の調査・分析をしないのだろうか。
 しかし、まあ具体的な経済政策について語ったのは自民党の安倍総裁だけだったわけだから、他の政党は経済政策能力を疑われたところもあるのかなあ。いろいろな分析が明日からの新聞、雑誌、テレビで乱舞するのかな。ともあれ、再び自民党時代です。

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