村田晃嗣『レーガン−−いかにして「アメリカの偶像」になったか』
レーガン - いかにして「アメリカの偶像」となったか (中公新書)
- 作者: 村田晃嗣
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/11/24
- メディア: 新書
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目次で内容を紹介すると...
第1章 マーク・トウェインの世界
第2章 「心の劇場」から「夢の工場」へ
第3章 レーガン都へ行く
第4章 政治教育
第5章 ホワイトハウスへの道
第6章 「小さな政府」と「強いアメリカ」
第7章 「アメリカの朝」−−醜聞と頂上会談の渦中で
終 章 レーガンの遺産
ハリウッドの俳優上がりということで、どこかバカにされがちだが、政治家として残した影響は大きい。ルーズベルト大統領がニューディールでリベルな時代を築いたとしたら、レーガン大統領は現在の米国の保守主義の源流にあるのだなあ。ただ、今の保守主義者よりも、もっと柔軟な現実主義者だったところがブッシュ・ジュニアなどと違うところかもしれない。安倍首相も今のところ、保守急進主義というよりも柔軟な現実主義者の顔を見せているが、今後はどうなのだろう。