ワールドカップ・グループリーグ第1戦・日本敗戦で気になる本

 ワールドカップのグループリーグでコートジボワールに負けてしまった日本。いままで浮かれすぎていたよなあ、ということで、このところ、気になるサッカー本を挙げてみると...
 まず、辛口評論で知られる、この人...

セルジオ越後 辛口の真実

セルジオ越後 辛口の真実

 日本代表、そしてザッケローニの戦い方に苦言を呈し続けてきた人だけど、やっぱり、聞くべきものがあったなあ。
 あと、やっぱり、この人を監督として、日本代表がワールドカップで戦う姿を見たかったなあ。 先日、NHKのBSで、ボスニア・ヘルツェゴヴィナがワールドカップに出場するにあたり、オシムが国内の民族対立の和解にどれだけ貢献したのか、というドキュメンタリーを放映していた*1。こちらも感動的な話だった。ボスニア、今日はアルゼンチンに2−1で敗北したが、応援してしまうなあ。アルゼンチン相手に1点差で、得点を上げたのはすごいことだと思うけど。
 それと、この人もいま思うと、すごい監督だったのだなあ。
勝負哲学

勝負哲学

 岡田武史・前監督。何しろ、グループリーグを2勝1敗で、決勝トーナメントへ勝ち上がったわけだから(まだ、日本もチャンスがあるけど)。頑なに一つの道を行くザッケローニ監督はすごいのかもしれないけど、その一つの道が滞った場合に「プランB」がない感じがする。だから、意外と取り乱すというか、混乱するような...。それに比べると、岡田監督は「勝つサッカー」で、選手の起用も冷酷なほど合理的だし、状況に応じて柔軟に変化する。勝負師なんだなあ。ザッケローニはあまり幅がないようで、そこが不安だなあ。はまると、超絶強いのかもしれないが、状況が整わないと、お手上げみたいな...。選手の選び方も固定的だし...。
 そんなわけで、この人がいたら、変わっていたのだろうか。
大和魂

大和魂

 まあ、最後に苦し紛れに吉田にパワープレイをさせるぐらいならば、闘莉王を選んでおけば...。あるいは、豊田なんだろうけど。しかし、パワープレイって、本気で実戦で試してないもんなあ。
 大久保と一緒に、この人の姿も見たかったなあ。
考える習慣

考える習慣

 感覚的に言うと、ザッケローニって1年間のリーグ戦向きの人で、短期決戦型のグループリーグとかトーナメントはあまり得意じゃないんだろうか。アジアカップで勝ってはいるけど...。
 最後に日本から離れて、気になる選手というと...
我思う、ゆえに我蹴る。アンドレア・ピルロ自伝

我思う、ゆえに我蹴る。アンドレア・ピルロ自伝

 メッシも、クリスティアーノ・ロナウドもすごいとは思うけど、ちょっと鼻につく感じで、それに比べると、このイタリアの哲学者的風貌の選手、好きだなあ。ネイマールもすごいけど、ピルロに比べると、若造といった感じで...。
 それはともかく、20日ギリシャ戦はどうなるのだろう。ザッケローニの修正力が問われるなあ。ギリシャのフェルナンド・サントス監督、いかにも策士といった風情だし(戦国時代でいえば、黒田官兵衛といいますか。イメージですが)、怖いなあ。