日本でアルコール依存症患者が100万人超え。アル中を演じた映画はアカデミー主演男優賞の定番みたいだが...

飲酒をやめることができないアルコール依存症の患者が増え続け、去年、推計で初めて100万人を超えたことが厚生労働省の研究班の調査で分かりました。特に女性の患者がこの10年間で2倍近くに急増し、研究班は女性の社会進出が進み飲酒の機会が増えたことが背景にあると分析しています。

 アルコール依存症というと、米国やロシアの専売特許みたいな感じだが、日本でもついに100万人超え。統計の取り方か、社会進出やらキッチンドランカーやら女性の飲酒が進んでいるのか、それとも、格差社会で社会全体のストレスが増えているのか、いろいろと解説はあるんだろうが、いろいろと解説はできそうだなあ。もともと日本は飲酒に寛容といわれるし、社会が酒飲みに厳しくなったというのもあるんだろうか。この人なんかは、生きていたら、どう言っただろう。

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 それはともあれ、米国では、アルコール依存症モノが映画の定番の一つで、アル中を演じると、アカデミー賞がとれるともいわれる。例えば...
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 これで、レイ・ミランドは主演男優賞をとった。そして、近くは... こちらで、ニコラス・ケイジはオスカー。
 主演男優賞を受賞するには至らなかったが、ノミネートされたのは...
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 主演はジャック・レモンヘンリー・マンシーニ作曲のテーマ曲は名曲です。
 こちらもノミネート...
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 主演は、アルバート・フィニー。VHSしか出ていないみたいだが、なぜアルコールに溺れるのか、その哀しみが痛切に伝わってくる映画です。
 考えつくだけでも、いろいろあるなあ。コメディだと、こんなのも... あ、この酔っぱらいガンマンを演じたリー・マーヴィンも主演男優賞をとっている。
 アルコール依存症アカデミー賞を狙う上で重要なキャラクターなんだなあ。日本でも、アルコール依存症映画が増えていくんだろうか。