マーティン・スコセッシは台湾で遠藤周作原作の『沈黙』を撮影しようとしていたのだ
台湾・台北の警察は1日までに、同市内の映画撮影所で建物が倒壊し、作業員1人が死亡、2人が負傷したと明らかにした。現場ではマーティン・スコセッシ監督の最新作「Silence(原題)」の撮影準備が進められていた。(略)同作品は遠藤周作の小説「沈黙」の映画化。17世紀の日本に渡った2人のイエズス会宣教師と、弾圧されるキリスト教信者らの苦悩を描く。
台湾の映画撮影所で事故という記事。死者まで出た事故だが、撮影する予定だったのはマーティン・スコセッシの新作「Silence」。で、これって原作は遠藤周作の『沈黙』だった。
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★ Silence (2016) - Full Cast & Crew - IMDb
主人公の若きポルトガル人イエズス会司祭ロドリゴに「アメイジング・スパイダーマン」「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールド、ロドリゴの師であり、日本に宣教に訪れながら、棄教した高名な教父フェレイラにリーアム・ニーソン。なかなか期待できそうなキャスティングだなあ。日本人の俳優では、浅野忠信、イッセー尾形の名前が見える。女優は誰が出るのだろう。
ウィキペディアで『沈黙』の項目を見ると、渡辺謙が出演する話もあったらしいが、撮影の遅れで流れたらしい。今回の事故で撮影スケジュールはまた見直しだろうか。
★ 沈黙 (遠藤周作) - Wikipedia
遠藤周作の『沈黙』は随分前に読んで感銘を受けた。昔々、篠田正浩監督が映画化したが、こちらは今ひとつ、ピンとこなかった記憶がある。篠田監督の「心中天の網島」は好きだけど、「沈黙」のほうはどうも...。日本を描くことに熱心ではあっても、宗教や信仰について深く追究するタイプの人ではないのではないのかと思えてしまった。
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