ワールドカップ2次予選、シンガポールにドロー。見たか、ハリル!これが日本サッカーだ!

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選E組は16日、埼玉スタジアムなどで行われ、初戦となった日本代表はホームでシンガポール代表と対戦。日本は序盤から圧倒的に攻めたが、相手の堅い守りを最後までこじ開けられず、0―0のドロー。アジア地区予選から勝ち上がった過去4度のW杯出場ではいずれも初戦に勝利しており、不安の残るスタートとなった。

 見たか、ハリルホジッチ! これが日本サッカーだあ!...と言いたくなるような試合。日本はシュート23本を打ちながら、ゴールは0。いくら相手がベタ引きで、ゴールキーパーがゾーンに入ってしまったかのようにスーパープレイを連発しても、23分の0。これもすごいなあ。プレッシャーがかかった中ではゴールを決めきれないという日本のビョーキが出てしまったかのような試合。この病状をハリルホジッチ監督には見てもらいたかったのだなあ。その意味では、初戦で症状がはっきりして良かったのかも。ハリルホジッチも日本監督がそう簡単な仕事ではないとわかっただろうなあ。
 前半には、ペットボトルを地面に投げつけていたハリルも後半はグラウンドに背を向けて座って、コーチを話し込んでいる場面もあった。ここまで決定力がないとは思わなかったんだろうなあ。試合後のコメントでも...
ハリル監督困惑「こんなシチュエーションに陥ったことはない」 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー
 本当にわからないんだろう。ゴール前に密集状態をつくってしまうとか、攻撃が単調になるとか、ザッケローニ時代にもあった昔からの問題だけど、それでも23本、シュートを打っているわけだから...。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるというけど、数を撃っても当たらない。昔、本田が言っていたように、当たれば、ケチャップのようにドバドバ出るんだろうか。
 このチームをどう立て直してくるのか、ハリルの手腕が試されるのは、ここからだなあ。