アヂィ〜。夏日だあ、この秋に

秋晴れとなった19日、各地で気温が上がり、東京で30.7度、大阪では31.4度を観測した。最高気温が30度以上の真夏日は今年、東京で67日、大阪で88日となり、それぞれ過去最高だった00年、99年と並んだ。

 もうすぐ彼岸だというのに…。

岡崎太郎「儲かるしくみはこうつくれ」

儲かるしくみはこうつくれ

儲かるしくみはこうつくれ

 このタイトルの前に「通販勝ち組の絶対ルール!」と来るし、題名だけ読むと、トンデモ系の本のように見えるが、中身はいたって、よく出来ている。それは、以前書いた第1作の「売れるしくみはこうつくれ」と同じ。ところどころ強調するフレーズが大文字になっていたり、電車の中で読んでいると恥ずかしくなる感じだが、内容は実践的経営書として参考になる。
 例えば、「悩むことによって起こる悪循環」というのは、実業の場にいると実感がある。悩んでいるうちに、自社が大事にしなければならないものがわからなくなり、「選択と集中」がおろそかになり、経営のバランスを失してしまう。売り上げが下がるのが怖くて、たくさんの小さなリスクヘッジを打ち始め、「結局、何もできない。何もできないから、当然、儲からない。この悪循環は。けっして極端なたとえではなく、儲かっていない会社でよく見られる現象」。気をつける必要があります。

HBS的、大企業が新規事業に取り組む10の心得

 ハーバード・ビジネススクール(HBS)のデイビッド・A・ガービン教授によると、新規事業に取り組む上での10の心得は…

01.企業の成長とは、新規事業を興すことにほかならない
02.新規事業の大半は失敗に終わる
03.新規事業の成長は文化の壁に阻まれる
04.別組織は長い目で見るとうまくいかない
05.新規事業の立ち上げは本質的に実験である
06.新規事業は3段階*1
07.新規事業が定着するには膨大な時間がかかる
08.新規事業は既存事業と調和させる必要がある
09.成功率と高めるためには市場や需要を知り尽くした分野に進出することである
10.固定観念を取り除くのは難しい
デイビッド A.ガービン「新規事業10の心得:社内起業なくして成長なし」

 ともあれ、新しい事業は大変です。
 「ハーバードビジネスレビュー日本版」=> http://www.fujisan.co.jp/Product/5772/

*1:「実験期」「成長期」「完成期」

プロ野球スト異聞:テレビの放映料は…

NHKとTBSは18日、プロ野球ストで中止になった18、19日の巨人戦の放送権料を主催球団側に支払わない姿勢を示した。

 まあ、払わないだろうけど、そもそも契約書はどうなっているのだろう。保険はかけてあるのだろうか。いまの騒動を見ていると、そうした「経営」的なことはあまりやっているように見えないけど…。

ついにCDも時代の流れを受け入れましたか

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は17日、CDに付けていたコピー禁止機能を全面的に廃止する方向で検討に入った。

 ちょっと古いニュースだけど、コピー防止機能を音楽CDから外すらしい。iPod使っていると、これは不快なんですな。そこまでCDでやるんだったら、オンライン音楽をもっと本気でやればいいのに、それもしないのだから、中途半端。そんなこんなの末に、コピー防止機能のほうをやめるのかあ。

本の売れ行きが予測できる? ホントかよぉ

みずほ銀行は18日、出版される書籍の売上高などを予測し、出版社への融資額を決める新しい審査方法を開発したことを明らかにした。

 う〜ん。そんな便利なものを開発しちゃった?でも、融資の第1号が文芸社らしいけど、これは自費出版系の会社という気が…。それに10作品で2億円って、単行本にしては金額が大きいような…。ベストセラー狙いだろうか。「みずほ」の中でも、興銀系の人が思いつきそうな話だけど、どんなシステムなのだろう。しかし、精緻にやるにしては、出版社って小規模だから、何だか労力の割に報われないような気もするけど。しかし、これ、プロジェクト・ファイナンスになるのか、それとも、単純に、単行本を担保にとった場合の評価の話なのだろうか。