松坂、満塁ホームランで沈没

レッドソックス松坂大輔投手は8日、当地でのオリオールズ戦に登板したが、三回途中8失点で降板、12敗目(14勝)を喫した。メジャー1年目での日本人投手の新記録となる15勝目はお預けとなった。3回途中の降板、8失点はいずれもメジャー入りしてから最悪の内容。レッドソックスは5-11で敗れた。

 衛星放送をつけたら、ちょうど3回4対4ツーアウト満塁で松坂が投げているところだった。で、あらぁ〜、満塁ホームランを打たれてしまった。打たれたときは、ちょっと討ち取ったかという表情にも見えたが、球は伸びて観客席に。松坂はちょっと涙目のようにも見えた。ショックだったのかなあ。でも、チームメイトはねぎらっていたから、チーム内ではうまく行っているのだろうか。

米国経済の先行きに警戒感

WHATEVER your opinion of the health of America's economy was a couple of days ago, it should now be a lot gloomier. The monthly jobs figures for August, released on Friday September 7th, were worse, far worse, than anyone expected. The economy lost 4000 jobs last month, the first monthly loss of jobs since August 2003. Already jittery financial markets headed down. The Dow Jones Industrial Average fell almost 250 points or 1.87%. The dollar sank at the prospect of weaker economy and lower interest rates.

 雇用に変調が見えてきて、米国経済の先行きに警戒感が増えてきた様子。サブプライム問題が実体経済にも影を投げかけてきた。このところのメディアの記事を乱読していると、米国では不動産価値が上がると、その上がった担保をもとに借り換えする傾向がある様子。日本の場合だと、住宅ローンの借り換えは繰り上げ返済して負債を減らしたり、低い金利に乗り換えたりするものだが、米国の場合は、借り入れを増やして、借り増した分を消費に使ったりすることがあると言う風に書いてある。それが実態ならば、不動産価値の下落は消費を直撃することになる。また、サブプライムという商品自体、不動産価値の値上がりを前提に、ジャンプしていくことを織り込んだ商品のようにみえる。こちらも不動産が上昇しないと続かない。で、不動産価値の上昇は、サブプライムなどユルユルの融資によって普通は不動産を買えない人にまで買わせて需要を膨張させたことも一因と思える。そんな理解でいいのだろうか。
 だとすると、逆回転を始めると、実体経済に影響が出ることは避けられない。米国の好況が、そうした上げ底景気であったとするならば、やはり経済は「調整」を必要とするだろう。いずれにせよ、「Economist」の記事が言うように、米国経済は弱くなりそうだし、(金融対策や景気対策のために)米国が金利引き下げに動くとみれば、ドルは安くなるし、株も売り、という“未来”をマーケットは読み始めたのだろうか。でも、過剰な信用創造(ユルユルの担保でカネを流し込む)という「仕組み」に問題があるのだとしたら、FRBが低金利で資金を投入することは銀行の資金繰りを助けることにはなっても、実体経済を支える効果はあるのだろうか。素人の実感としては、日本の90年代をみても、構造に問題があるときは構造に手を付けないと、経済は立ち直らない気がするけど。このあたりの疑問に答えてくれる議論、これから盛んになっていくのだろうか。

アン・リーの「Lust, Caution」にベネチア金獅子賞

第64回ベネチア国際映画祭の授賞・閉幕式が8日夜(日本時間9日未明)、イタリアのベネチアで開かれ、最高賞の金獅子賞に台湾出身のアン・リー監督の「ラスト、コーション」が選ばれた。

 アン・リーの新作がベネチア映画祭の金獅子賞をとる。この映画、トニー・レオンが出ている。要注目。

ラスト、コーション」は日本占領下の香港と上海が舞台。情報将校を暗殺しようと近づいた、レジスタンス組織に所属する女学生の愛と葛藤(かっとう)を描いた。

 という筋立てらしい。ちょっと見てみたい。
・「Lust, Caution」の予告編(QuickTime
 http://www.apple.com/trailers/focus_features/lustcaution/trailer/

米国に殉じることが美しい?

アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のためオーストラリアを訪問中の安倍晋三首相は9日夕(日本時間同)、シドニー市内で内外記者会見を開いた。11月1日に期限切れのテロ対策特別措置法の延長問題に絡んで「自衛隊の補給活動を継続していくための法案を国会に提出し、成立を果たさなければならない。そのために全力を尽くし、職を賭していく。職責にしがみつくということはない」と明言し、10日召集の臨時国会自衛隊の活動継続が果たせなかった場合には、退陣する意向を強く示唆した。

 自衛隊の補給活動を継続できなければ、首相を辞めるとの発言。2カ月足らずの議論で片付く話でもなさそうだし、特に民主党と議論している風も今のところ、なさそうだし、このまま国会に突入して、テロ対策特別措置法の延長ができなければ、「ごねる民主党」の責任で、通れば、儲けモノ? ともあれ補給に支障が生じた場合は、自分は米国との約束に殉じる形で退陣という絵を描いているのだろうか。選挙で負けたからでも、国民の信頼を失ったためでもなく、米国との約束を果たせなかった責任をとって辞めるという形のほうが美しいという認識なんだろうか。それが安倍首相の美意識なのだろうか。

イスラエルにもネオ・ナチがいるのだ

Israeli police say they have broken up a gang of neo-Nazis who are accused of carrying out attacks on foreigners, gay people and religious Jews.The eight suspects, aged 16-21, are all Israeli citizens from the former Soviet Union. They were arrested a month ago, but the news only emerged on Saturday.

 ネオ・ナチは欧米に潜んでいるとは思っていたが、イスラエルにもいたのか。これは意外。イスラエルは反ナチで成立したような国家でもあったのに、その中にも存在するとは。イスラエルでさえ、ナチスは風化し、記号化してしまったのだろうか。ソ連からの移住者のようだが、ユダヤ系だろうに、よう分からん。