ボルトン・宮市、決勝アシストで、マン・オブ・ザ・マッチに
ボルトンの宮市亮(19)がプレミアリーグ初アシストを記録した。1―1の後半41分、左クロスをゴール正面でキープしながら反転し、右足アウトサイドで絶妙なスルーパス。走り込んだクラスニッチがゴール右に決めて決勝弾となった。宮市はマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
プレミアリーグで残留争いをしているボルトンとQPRの一戦、宮市が技ありのアシストで決勝点を演出、2−1で勝つ。ボールが来ないときに、どうポジショニングするかとか、チームの中にどうフィットしていくのか、まだ課題もあるように見えたが、それでも結果を残しながら、成長していくのだろうな(バタバタした試合で、ボルトンもなかなか下位チームらしい荒っぽさがあり、宮市としても難しいのかもしれないが...)。Goal.comの選手レイティングで宮市は「7.0」、マン・オブ・ザ・マッチだった。
で、この試合、QPR側に幻のゴールがあり、本当だったら、2−2(というか、そのままQPRが押し切っていたかもしれない)。コーナーキックからのシュートをボルトンのキーパーがかき出すが、ボールは完全にゴールラインを超えていた。コーナーキックの前にQPRの選手がねちねちと審判を挑発していたことが、どこかで影響しているのだろうか。
★宮市が決勝アシスト、ライバルから勝ち点3(選手レイティングも)- Goal.com => http://bit.ly/xl1FPV
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アウクスブルクvsドルトムントは引き分け。Goal.com評価で細貝=7.5、香川=3.5
サッカーのドイツ1部リーグは10日に6試合が行われ、細貝萌が所属するアウクスブルクはホームで香川真司のドルトムントと0?0で引き分けた。細貝と香川は共に先発出場し、中盤でのマッチアップでは激しい攻防を見せた。細貝はフル出場し、香川は後半25分に退いた。アウクスブルクは首位ドルトムントを相手に貴重な勝ち点1を手にし、15位に浮上している。
細貝のアウクスブルクと香川のドルトムントの一戦。Goal.comの選手レイティングで、細貝=7.5、香川=3.5という評価が出たのが象徴的なように、細貝が香川を完全に抑えこみ、仕事をさせなかった。香川が封じられてしまうと、ドルトムントとしても得点力が一気に落ちる。というわけで、香川は途中で交代。それでも局面は打開できず、引き分けに終わってしまった。
★日本人対決、ドルトムントはアウクスブルクと0−0(選手レイティングも)- Goal.com => http://bit.ly/wI7BLr
★香川、細貝のマークに苦しみ得点ならず「すごくやりづらかった」- スポーツナビ => http://bit.ly/yroWAY
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名古屋ウィメンズマラソン。波乱万丈の大激戦の末、日本人トップは尾崎好美
女子マラソンのロンドン五輪代表最終選考会を兼ねた名古屋ウィメンズは11日、名古屋市のナゴヤドームを発着点とする42.195キロのコースで行われ、尾崎好美(第一生命)が2時間24分14秒で日本人最高の2位となり、代表入りを確実にした。アルビナ・マヨロワ(ロシア)が2時間23分52秒で優勝。
女子マラソンのロンドン・オリンピック代表選考会のうえ、有力選手が揃って参加した、この大会、予想を上回る波乱万丈の大激戦になった。長尾薫は転倒するし、脱落したかと思った野口みずきが盛り返してトップに立ったり、脱落しそうで脱落せず、粘りに粘る渋井陽子。赤羽有紀子、伊藤舞もロンドン五輪に向けて意地を見せる。で、これは尾崎と「Qちゃん2世」といわれる中里麗美の戦いと思ったら、後ろから走ってきたロシアのマヨロワがあっという間に抜き去っていく。スポーツは筋書きのないドラマだなあ。というか、ここまで劇的な展開のマラソンも珍しい。
最後は、最も安定した走りを見せていた尾崎が強さを発揮して勝利。で、ロンドン代表がどんな顔ぶれになりそうかというと...
現時点で代表入りが確実なのは、1月の大阪国際を2時間23分23秒で制した重友梨佐(天満屋)と尾崎。3人目の選考は、中里と昨年11月の横浜国際で優勝した木崎良子(ダイハツ)の比較になる見込み。代表は12日に発表される。
ということらしい。でも、今日のようなレースを見ていると、代表選考会というのは1レースで一発勝負がいいのではないかと思えてくる。今日のメンバーで、これだけの激走となれば、尾崎が選ばれることは誰もが納得できる。でも、テレビなどの“興行”面を考えると、何レースもやりたいのかなあ。
しかし、脱落しながら、トップ集団に戻った野口みずきの激走は感動的だった。
★名古屋ウィメンズマラソン2012公式サイト => http://womens.marathon-festival.com/
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東日本大震災。ラグビー協会の無神経さが哀しい
東日本大震災から1年。今朝の新聞*1を見ると、現在までの被害状況がまとめられている。
死 者 | 1万5854人 |
関連死 | 1479人*2 |
行方不明 | 3155人 |
避難者 | 34万3935人 |
負 傷 | 2万6992人 |
避 難 | 34万3935人 |
建物全半壊 | 38万3246戸 |
ものすごい数字だが、しかも、悲劇はまだ終わっていない。復興もまだまだ、これから。
しかし、そんな日に、ラグビー日本選手権の準決勝が「3月11日14時46分」など、まるで関係ないかのように行われているのは、なぜなのだろう。ラグビーはクラブ・スポーツで本来はもっと地域に密着したコミュニティに根ざしたスポーツだと思うのに、無神経さが際立つ感じする。テレビ、新聞、雑誌のように何でもかんでも追悼特集で埋めればいいというものではないとは思うけど、それでも「3月11日14時46分」の重みまでないがしろにしていいようには思えない。
名古屋ウィメンズマラソンが午前に開催されたように、時間をずらすことはできただろうに。1年前から、この日、この時間はわかっているのだから。12時から始めても、15時から始めてもいいのに、なぜ14時から「サントリー対東芝」「パナソニック対NEC」をやっているのだろう。東芝は原発メーカーでもあるわけだし、もっと感性があってもいいと思うけど。CNNも、BBCも、14時46分には追悼式典をライブで中継している。試合前に黙祷を捧げたらしいが、それにしても、ラグビー協会の無神経さが際立つ。黙祷といっても、何だか形式的で取ってつけたような...。
昔はラグビー大好き人間だったけど、最近はサッカーばかりになってしまった。スポーツとして面白いこともあるが、サッカーはコミュティを大切にするところが、好きな理由のひとつかもしれない。ラグビーは無神経な企業スポーツになってしまったのだろうか。被災した釜石はラグビーの街でもあり、クラブも奮闘しているのに、ラグビー界全体として、その思いを共有しないのだろうか。何だか哀しい。大企業のためのスポーツなのかなあ。哀しいなあ。
★日本ラグビーフットボール協会 - 日本選手権 => http://bit.ly/ywdLLu
★ニューヨークなど世界各地で震災追悼式、犠牲者に祈りささげる - Reuters => http://bit.ly/wRFFEQ
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