米国はエンロン・ショック、日本はライブドア・ショック

東京証券取引所は18日午後2時40分に株式の全銘柄の取引を停止した。「ライブドアショック」をきっかけに個人投資家などから小口の売り注文が殺到。株式の約定件数がシステムの処理能力の限界に迫り、株式の清算業務に支障をきたす恐れがあると判断した。19日以降に関しては(1)午後の取引開始を30分繰り下げ1時からとする(2)注文件数が850万件、または約定件数が400万件を超える場合には全銘柄の売買を停止する、などの措置を取る。

 ついにライブドアが東京証券取引市場をフリーズさせてしまったのか。エンロン・ショックに米国市場が震撼したことがあったが、ライブドア・ショックがマーケットを揺るがしている。海外のマーケットにも波及しているようだし。しかし、事件としてみると、通信業界で買収、買収で急成長したものの、粉飾が発覚して一転、地に墜ちた米ワールドコムのケースに似ているのだろうか。検察は、グリード(強欲)がバブルを起こすことを嫌ったのだろうか。ちょっと「国策捜査」の面もある?