やっぱり東証はオリンパスの上場維持...。そういう国なんだ、日本は...。

東京証券取引所は20日、有価証券報告書への虚偽記載が発覚して上場廃止の恐れのある「監理銘柄(審査中)」として指定していたオリンパスについて、21日付で同指定を解除すると発表した。オリンパスは上場を維持するが、同じ21日付で、3年以内の内部管理体制の改善を促す「特設注意市場銘柄」に指定される。

 ライブドア上場廃止で、オリンパスは上場維持。カネボウ上場廃止で、日興コーディアルは上場維持。日本は、新参者やアウトサイダーには厳しく、官に守られたエスタブリッシュメントには甘いのかなあ、と、つい思ってしまう。ホリエモンライブドアは新参の嫌われ者、カネボウにしても財界主流という感じではなかった。一方、日興は財務省金融庁オリンパスは医療機器があるから厚生労働省というバックがある。やっぱり、官と近くないと日本ではダメなのかなあ。というか、官治国家ともいわれる国だから、市場ルールとは別の判断で物事が決まっていくのだろうか。あの粉飾決算でOKというもなかなかだなあ。依然として官に目をかけてもらうことが最も大切な国なのだなあ。投資家は騙しても、お上の覚えを良くしておくことが大切なのだ...。寂しいなあ。星新一はあの世で「変わらないねえ」と言っているのだろうなあ。
東証オリンパス虚偽記載「上場廃止まで重大でない」:日本経済新聞 => http://s.nikkei.com/zRgo6k
オリンパス株、平均株価などの構成銘柄として継続採用=日経 | Reuters => http://bit.ly/yS0LZz

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